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細胞進化の極限に挑んだ 単細胞生物のはなし
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発行日:2018年4月1日
A5判、104ページ
著者:松岡 達臣
高知大学 理工学部 生物科学科 教授
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ゾウリムシやアメーバなどに代表されるような単細胞生物は、地球上に初めて原始の細胞が誕生してから今日まで40億年もの間、多細胞への道を選ばず、単細胞レベルで進化した生き物です。多細胞動物の場合は、光などの環境シグナルを受容する細胞、そのシグナルを伝達する神経系、応答のための筋肉といったように、個々の細胞は分化(特殊化)していますが、単細胞生物では、すべての機能が1つの細胞に備わっています。このため、単細胞生物は、多様な細胞小器官を発達させ、うまく環境に適応しています。まさに40億年を費やした細胞進化の極限への挑戦とも言えるでしょう。
本書では、そのような真核単細胞生物(バクテリア以外の単細胞生物)の構造と機能、生活様式などについて紹介します。
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