1/2

明治の和紙を変えた技術と人々 ~高知県・吉井源太の活動と交流~

¥1,980 税込

この商品は送料無料です。

著者:村上弥生
2020年11月1日発行
A5判(148mm ×210mm)、180ページ。

<目次>

はじめに

第1章 吉井源太の履歴書
 明治の時代と御用紙漉・吉井源太
 大蔵省印刷局や内務省あての履歴書
 幼い容堂を投げ飛ばす
 ユーモアある俳号と雅号
 『日本製紙論』に見る御用紙漉の家系

第2章 開発された器具と色々な紙
 簀桁を改良する
 器具の改良・機械の活用
 御用紙漉の薬袋紙
 典具帖紙を世界へ
 「コッピー紙」への高評価
 透写に優れた紙
 吸墨紙へ欧米から評価
 軍用の防寒服用紙

第3章 種類を広げた原料と必需品
 紙王とされた雁皮の紙
 三椏の栽培奨励
 楮確保の地道な取り組み
 各種原料植物の適否
 腐らないノリの探求
 白さを高めるため米から白土へ
 火と水に強い紙にする
 官・民で勧業活動を

第4章 各地への伝習・巡回指導
 教えを請う人々
 明治二十年鳥取県巡回
  ・雪深い坂を越えて
  ・各地区で連日の巡回指導
  ・鳥取県巡回指導の終了
  ・鳥取県巡回こぼれ話
 明治二十九年愛媛県巡回の旅
 新潟県へ派遣した仲間の訃報
 全国に教師を派遣
 修業来訪の人々
 残る吉井源太の足跡

第5章 販路と組織についての活動
 大阪の問屋専売から東京へ販路開拓
 同業者組織設立への動き
 紙業組合設立への貢献
 海外を視野に

第6章 『日本製紙論』の出版
 出版のきっかけと協力者
 題辞と序文の依頼
  ・題辞
  ・序文
 『日本製紙論』で説明される内容
 幻となった続編

第7章 受賞と内国勧業博覧会出張
 受賞した二つの褒賞
 内国勧業博覧会の旅
  ・明治二十三年東京上野
  ・明治二十八年京都岡崎

第8章 色々な交流
 中浜万次郎・中浜留
 佐伯勝太郎
 西本守太郎・松永雄樹
 古稀の記念
 現代への交流
  ・吉井源太没後百十年記念企画展
  ・五産地とのかかわり

第9章 コッピー紙について
 コッピー紙とは
 ジェームズ・ワットによるコピープレスの発明
 ワットによるコピーペーパーの探求
 コピープレスの日本への導入と使用方法

終章 吉井源太の活動の意味

おわりに

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (11)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,980 税込

送料無料

同じカテゴリの商品